農薬のこと
Blueberry1st.🫐の農薬に関する基本方針は、
ブルーベリーたちが彼ららしく生きていくために、
基本は自然のバランスにまかせつつ、
必要なときは、必要な量を使う。
です。
そもそもブルーベリー は広く農薬散布の指針とされているJAの防除歴でも、多くて年に4回。
▶︎3月に1回、
この時期にしかやっつけられない吸汁虫、ツノロウムシとカイガラムシの防除。
ーツノロウムシとカイガラムシに沢山取り憑かれた樹は、自身の生存に必死で実に養分を回すことはできなくなります。
▶︎5月に1回、
オウトウショウジョウバエ、アブラムシと、カビ由来の病気の予防。
ーアブラムシは注射器の使い回しのように、場合によっては病気を伝染させるし、彼らに吸われた実には、最後までそのあとが残ります。
ーオウトウショウジョウバエに卵を生まれた果実は時限爆弾…想像しただけで御免願いたいし、カビも同様。
▶︎7月の収穫中に
もしもカビ由来の病気が大発生してしまったら、ここで1回。
▶︎収穫後の9月に
もう1回、やっぱり春先の吸汁虫2種の防除。
…できるだけ発生の理由を突き詰めて根本的な防除につとめるけど、それでも間に合わないときは、文明の力を使いたいと思います。
なぜなら、農業はあくまで人の営みだと考えているから。
自然界は多様性に富んでいる中で、1つの作物だけが1カ所にたくさん生えている環境は不自然だと思うから。
当然、その作物をエサにする(成育ににとって不利な)病気や虫たちも自然のバランスで抑えきれない不自然さで増えていく。
りんごやぶどうや、ブルーベリー 以外の果樹に限らず野菜もみんな、守りたいものや防ぎたい事態があって、でも作業している農家と生産している作物の量の関係でマンパワーでは間に合わなくて農薬が生まれてきた歴史が、それを物語っていると思います。
上記を踏まえて、個人的に農薬議論の根幹は、
「自分の『安心』をどこにおいて、どういう視点をもって向き合っていくか」
にあるとおもっています。
私の場合は、自分の安心を「自己が健康と感じること」において、「人工的に合成された分子や、身体によくない影響を及ぼすとされる物質を完全に取らない生活は無理なので、身体に入っても排出できる身体であろう。」という視点で向き合っています。
結果何をしているかというと、食べられる物の中で農薬の代わりになるものを探したり、自分の身体の声をきく努力をしたり、睡眠を大切にしたり、身体の循環をよくするための運動やマッサージをしたり、といったことです。
ここで更に私論を展開してみます。(長い。笑)
人間も、動物も、植物も、それぞれの身体の中で起こっているのは化学反応。
だから天然だろうと化学合成だろうと、原子の結合角や電気的な特性など、全て全く同じ分子が同じ量なら、もたらす作用は一緒だと考えています。
「では天然と合成の化学物質の差はないのか?」
というとそうではない。
天然物質は分子単体で存在することなく、自然界のバランスの中で必然的に強制されたある種のバランスを持っている。
一方化学合成物質は、経済的なバランスの強制をうける。(「その分子がその化学特性をもって存在し身体の中で作用すること」を販売する。そこがゴールにある。 )
そこにある差をどう捉えて、どう生かしていくか、が鍵だと考えています。
私の場合はそもそも論として「地球と仲良く生きていきたい。」がある。
太陽との距離がもたらす液体の水の奇跡とその循環、その中で育まれてきた生命の奇跡を尊敬し、これからもそれが続いて欲しいと願っています。
だから、生活全部をそれに変えることはまだできていないけど、できるだけサステイナブルな選択をしていきたい。
サステイナブルとは、みんながうれしい、そして無理の少ない形。
農薬の成分の化学式を、手元にあるものから作ることはできそうか、それを植物に応用できそうか、今後も探究をつづけていきます。
2021年 Blueberry1st.
【2021 防除歴】
3/24・25 石灰硫黄合剤10倍、ラビサンスプレー30倍
5/30 ▶︎菌類調和・活性化
EM1 1000倍、ABRMAX(STS蘇生水希釈液)1000倍、
▶︎葉面肥料
doTERRA PHOSSIL ミネラル オリジナル 2000倍、
半導体塗料添加剤(成分:水とイオン化ミネラル)STS蘇生水希釈液1000倍
バクチャー 20g
6/20 ▶︎菌類調和・活性化
EM1 500倍、
オージャスハーモニー100000倍
HB-101 100ml 300坪分
(オージャスハーモニーの真菰を栽培している、全身アトピーからの研究意欲が半端ではない人のサイトはこちら)
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